根菜の素揚げ葡萄のソース
根菜は、それぞれの食感の違いが面白い。お野菜だけで食事をつくる時には、ごぼうや人参は必ずといっていいほど、食卓に並ぶ。嗞味深い素揚げしたお野菜達には、焼いたり干したりした果物を添えて。「奥紫」には、発酵したフルーツのような豊醇さと感じた。どことなく、バルサミコ酢を思い出すような深い香り。味の濃い根菜にも負けない再仕込みならではの奥行き。濃い目の葡萄ジュースと一緒に煮つめたら、和でも洋でもない優しいソースができあがった。いつも居る場所の、世界感を広げてくれるようなお醤油。
レシピ：作り方や余談
①根菜を素揚げにする
②フルーツはベイク（この日はドライにした柿を少量の水で戻して）して甘みのアクセント
③根菜を素揚げにする
④並べた根菜が熱いうちにソースをかける
お料理 / 高倉優仁子
Photo / 小田雄大
このお料理で大切にしたポイント
・発酵したフルーツのような豊醇さ
・味の濃い根菜にも負けない
・奥に酸味を感じる
このレシピで使用したお醤油
奥紫再仕込み醤油 OKUMURASAKI
二年熟成醤油にさらに醤油用の麹を加え追熟。二倍量の麹が濃厚な味わいを、ゆるり流れる時が奥深い香りを醸します。濃い醤油はアボカドやバター、赤身の魚等の濃い食材と相性が良く、お酒も濃醇なものに合う傾向があります。奥深い風味と共に充足感に満たされることを願っています。
原材料：丸大豆、小麦、天日塩
賞味期限：24ヶ月
容量：720ml/300ml/100ml
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