再仕込み醤油を作っています

醤油作り講座に参加された皆様、醤油作りセットをご購入いただいた皆様。その後のもろみ(醤油の子ども)の様子はいかがですか?

同じ材料で作ったのに、それぞれが違う味に育ててゆく光景は、菌の世界の奥深さの象徴です。手入れの仕方、愛情のかけ方、作り手の常在菌など様々な要素が関係しているのでしょう。マイ醤油がどんな仕上がりになっていくのか、楽しみですね♩

 

醤油作りをされた方はご存知の通り、基本的に醤油は、『醤油用の麹』と『塩水』を混ぜて仕込みます。

そして そして!とっても贅沢な醤油があるのです。それが再仕込み醤油。一度完成した醤油を塩水代わりにして、な・ん・と、もう一度醤油を仕込みます。そうして出来上がるのが再仕込み醤油。一度醤油を作るのにも大変な労力と時間がかかっているのに・・・。

その再仕込み醤油に挑戦したい。いつか販売したい。と思っていて、まず手始めに皆さんと同じ醤油作りキットの瓶で、私も再仕込み醤油を仕込んでみることにしました。

醤油麹(醤油+米麹)は、塩麹(塩水+米麹)の10倍ほどの旨味があるらしいのです。

再仕込み醤油(醤油+醤油用の麹)は、米よりも高タンパクな大豆と麦が原料の麹を使います。それを長時間発酵させて作ります。どれほど贅沢で美味しいものができるのか想像していただけると思います。

 

醤油の市場シェアは、濃口醤油が85%、薄口醤油が13%です。残りのたった2%の中に、たまり醤油・再仕込み醤油・白醤油が入っています。それほどにレアな醤油となります。九州産原料・天日塩・手作り・天然醸造の再仕込み醤油。完成が楽しみです!