シュールな発酵臭を嗅ぎに におい展へ

醤油屋、におい展へいく

発酵食関連書籍

発酵・醸造学の第一人者、小泉武夫先生の「くさいはうまい」などの著書や、

漫画「もやしもん」を見て興味を持つようになった、シュールストレミングを嗅ぎに福岡パルコで開催されていた、におい展へ行ってきました。

発酵ものの展示物としては、他にも「くさや」「臭豆腐」などがありましたよ。

香りは視覚や聴覚などよりも、記憶に直結している感覚であり、また、醤油は香りの調味料だと考えているので、香り自体にも興味があります。

 

動物性、植物性、石油から作られた人工の香料など様々な匂いが展示されている中、「くさや」「ドリアン」「臭豆腐」「シュールストレミング」と、匂いの強さの度合いを釣り上げていくように構成された個室ブースが設けられていました。

「ドリアン」と「臭豆腐」は、現地にて何度か体験・実食済みだったのですが、ブースで嗅いだ香りが、どちらも現地とは違う匂いだったので少々戸惑いました。生ものや、発酵ものは、その時の鮮度や発酵状態に左右されるものではあるとは思います。

その前提のもと、未体験の「くさや」 と「シュールストレミング 」を嗅ぎました。どちらも魚の発酵ものですね。

 

「くさや」はそのまま魚の発酵臭でしたが、「シュールストレミング」は魚の強い発酵臭はもちろんあるのですが、その奥の方にキノコ(松茸?)様の、ひねた香りを感じました。不思議です。

一度にたくさんの匂いを嗅ぎすぎて、少々マヒしていた部分もあるかも知れませんが、恐れていたほどの衝撃はなく、冷静に嗅いでいる自分がいました。しかし決して美味しそうとは思いませんでした💧

最初に食べた方は、どんなシュチュエーションで食べたのか気になりますね!食べ物がなくて必要に迫られてでしょうか?最初から美味しそうと思って食べたでしょうか?納豆なども、おそらく臭い食べ物の部類になると思いますが、それらが長い間量産され、人々に愛されている。

 

「匂い」と「臭い」その間にはどんな違いがあるのか?香りは興味深いですね。

においと人類の歴史